警備業務検定とは

警備業務検定とは、警備業法で定められている国家資格の一つです。業務内容によっていくつかの種類に分けられます。

資格の内容

試験内容は学科と実技があり、両方に合格しなくてはいけません。また、以下で紹介する検定には1級と2級の2つのクラスがあります。

施設警備業務検定

施設警備とは対象となる施設に常駐して警備を行うことを指します。常駐警備と呼ばれることもあります。

試験の内容は、警備業務や法令に関する基本的な知識、事故の発生や不審者・不審物の発見時の応急措置の方法、入退出管理・巡回のやり方、消火器や消防設備に関する知識などが問われます。

交通誘導警備業務検定

工事現場などでの車両の誘導を行うための資格です。

試験内容は、警備業務や法令に関する基本知識の他、誘導灯の使い方や合図の基本動作といった車両の誘導方法に関する知識、車両誘導中に事故などが発生した場合の対処方法などに関する知識が問われます。

実技試験は、誘導灯や大旗、小旗を使用しての車両誘導、人や車両への合図の基本動作などが実施されます。

雑踏警備業務検定

お祭りやイベントなどのように人がたくさん集まる場所での警備を行うための資格です。サッカーや野球のようなスポーツイベントも含まれます。

試験内容は、警備業務や法令に関する知識、群衆整理の方法や群集心理に関する知識、人が雑踏する場所で負傷者が発生した場合の応急処置の方法、などの知識が問われます。

実技は、事故発生時の警備本部への連絡、緊急時の群衆整理や群集の整列などが実施されます。

貴重品運搬警備業務検定

貴重品(現金)などの運搬、輸送を行うための資格です。

検定試験の内容は、警備業務や法令に関する基本知識、現金や貴重品を輸送中に盗難事故などが発生した場合の対応方法、貴重品運搬に関わる専門知識などが問われます。

実技試験は、護身用具の使用や護身術、運搬車両の操作や点検、修理、運搬中の周囲の見回りなどが実施されます。

核燃料輸送警備業務検定

空港保安警備業務検定

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